「瀬戸の夜景」夜景撮影研究室 vol.6
360°パノラマ合成(簡易型)
360度合成を最も単純明快な方法で説明します。

レンズ f 50mm F4.0 にて、 F5.6 30秒露光、フィルムは、リアラエース(ISO100)。
写真の取り込みは、Canon CanoScanFB1210U+透過原稿ユニットでフィルムをスキャンしました。
360°撮影のため、30度ずつ方向を変えて、12枚撮影してあります。
デジカメでも、やり方は同じです。
これらがオリジナル写真です。重なり具合がわかるように千鳥配列に表示してあります。
撮影は、正確に30度づつ向きを変えてはいません。適当です。


このまま重ねてもレンズの歪みで上手くつながりません。(写真を保存して試して見て下さい)
隣の写真とピッタリつなぐには、重なり部分の中央で接合します。
そのために、写真の左側を重なり部分の中央でカットします(矢印部分)。 右側は位置合わせに使いますのでカットしてはいけません。

カットが出来たら合成です。
方法はいたって簡単。
左の写真の上に、右の写真を重ねるだけです。
つながりを良く見ながら、上下左右に動かして、ピッタリ合う位置に重ねます。
この作業で12枚全部重ねると次のようなパノラマ写真が出来ます。
写真のカットと重ね合わせに使うソフトは、フォトレタッチ関係ならどれでも出来ますが、
レイヤーが使えるソフトの方が、後で再調整や色調整等が出来ますので便利です。

どうです、パノラマは良いでしょう。
単独の写真を12枚見せられても、ピンときませんが、これなら説明はいりませんね。

この写真を見ると、一部の写真の明るかったり、車のライトの航跡のつながりが不自然です。
明るさが違うのは、明るい照明灯が写っているコマは、カメラ内部で乱反射が起こった為です。
撮影時にはどうしようも出来ないので、後で暗く調整する必要があります。
車のライト等、動くものは撮影時の注意で改善は出来ますが、最終的にはフォトレタッチの腕の見せ所でしょう。
自分で研究してみてください。簡易合成の説明はこれで終わりです。

写真がが完成したら、私の公開している、360°スクロールJavaスクリプトで表示してみましょう。

360°自動スクロールで見る ← IE 4.0以上でご覧下さい


サンプル撮影は、かなり暗い方向もありましたので、念のため F5.6 30秒 で行いました。
現像が上がって見ると、全体的には露出オーバーでしたが、予定通り暗い方向もしっかり写っていました。
ネガフィルムは、ラチチュードが広いので、これくらいの露出オーバーは許容範囲内です。
街中の場合は、遠くの暗い風景を写す必要がないので、遠景撮影の1/4以下の露出で良さそうです。

今回の場所ようなところで、撮影する場合のお勧め露出表です。
絞り シャッタースピード(ISO100の場合)
F 2.8 1/4秒 1/2秒 1秒 2秒 4秒 8秒 15秒
F 4.0 1/2秒 1秒 2秒 4秒 8秒 15秒 30秒
F 5.6 1秒 2秒 4秒 8秒 15秒 30秒 1分
F 8.0 2秒 4秒 8秒 15秒 30秒 1分 2分
※ 注意 ネガフィルム用の露出です。ポジでは明るい部分が露出オーバーになります。

街中は緑色部分が無難です。
360°撮影する場合は、暗い部分もありますから明るめの方が良いと思います。

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